追跡No.038「無限空間’93」

日差しを反射して周囲に存在をアピールするかのように鎮座するモニュメント。

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日差しを反射して周囲に存在をアピールするかのように鎮座するモニュメント。
竹を割ったような形。
その間には波形の薄長い金属板が挟まっています。
材質はステンレスでしょうか。
とても涼しげな印象を受けます。
光と影のコントラストがとても綺麗です。
正面から写真。
こちらは削り出しの金属部がハードな印象を受けます。
金属板は太陽が昇る方向を向いているようです。
福岡市交通局の目の前にあります。
何か関係があるのでしょうか。

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追跡No.037「海生風」

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周囲に福岡タワーをはじめ、公園や図書館、博物館など絶好のロケーションにある閑静な住宅街。
その街角に鎮座する異型のモニュメントを発見しました。
表面は丸を型押ししたような感じです。
地表からにょきにょきと現すその姿は、ややグロテスクですね。
作品名は海生風。
作者は九州芸術工科大学教授の赤堀光信氏。
海から生まれた風はこんな感じなんでしょうか。

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追跡No.036 作品名不明

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ここはベイサイドプレイス博多埠頭。
あいにくの天気ですが、天気がよい日はとても景色の良い所です。
今日はフリーマーケットがあるということなのでやってきました。
そこで見つけたモニュメントを紹介します。
ウッドデッキに腰を据え、そのダイナミックな造形は存在感をアピールしているかのようです。
真っ青にペイントされた全身は、空の色と海の色を表現しているのでしょうか。
反対側の写真です。
「水」という漢字にもみてとれます。
下の部分は波を表現しているのでしょうか。
タワーをバックに。
フリマで賑わう博多埠頭。
みなさんあまり関心はなさそうですね。

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追跡No.035「那の津往還」

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雨上がりの日曜の朝、港までやってきました。
ここは福岡サンパレスやベイサイドプレイス、マリンメッセ福岡などイベント目的で来ることが多いのですが、ここはあまり立ち寄ることのない公園でいつもは気にとめることなく車で通り過ぎるところでした。
しかし、今日は自転車で訪れたこともあって、こんな作品にめぐり合うことができました。
今日はあいにくの天気ですが、天にそびえ立つその鮮やかなオレンジ色は、周囲の緑と相まってとても印象的です。
もう少し近づいてみましょう。
とても大きなモニュメントです。
形からして「しゃもじ」でしょうか。
ゆるやかな表面に大きさの違う楕円の穴が五つ開いています。
中は空洞のようです。
裏に回ってみましょう。
こちらは表面とは対照的にフラットな面です。
穴の数は4つ。
黒い横たえた柱は船をモチーフにしたものでしょうか。
港の方を向いています。
こちら側が正面なのかもしれません。
台座には作品名と作者の名前が。
博多港引揚記念碑「那の津往還」
作者は豊福知徳さん。
1996年の作品です。
その下にはこう書かれてました。
敗戦直後の失意とその後に沸き興ってきた生への希望を永遠に記念するモニュメントとして制作しました。
舟の上の本体(人間)の朱は、古代から愛されてきた色であり、那の津と呼ばれて来た博多港の希望を表現したものです。
なるほど、しゃもじでなく人間でしたか。
失礼しました。
マリンメッセ福岡をバックに一枚。
調べたところ、この作品は平成9年本郷新賞受賞作品です。
さらに、夜のライトアップは、福岡タワーのライトアップを手掛けた、松下美紀さんの手によるものだそうです。
建物や周囲の緑、青い空に港というロケーション。
自己主張しつつまわりの景観にこれほど溶け込んだ作品があったでしょうか。
私はとてつもない作品を目の前にしてるのかもしれません。

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追跡No.034「TWIN TOWER」

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追跡No.033に引き続き、千代はパピヨン21の前にあるモニュメント。
空を突き刺すようにそびえ立つ2本の柱。
ねじれた形状はゆっくりと回転し、その表面は鏡のように周りの景色を映し出しています。
精鋭なそのフォルムに見とれてしまいます。
台座にはデジタル表示の時計が。
反対側にはアナログの時計が。
まるでゆっくりと周りの空気をろ過しているような印象を受けます。
2本の柱は何を伝えようとしているのでしょう...

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追跡No.033「メロディ」

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千代の交番前にあるモニュメントです。
回りは花壇になっていてとても綺麗です。
メロディというだけあって、手にはバイオリンを持っています。
その表情から威厳が覗われます。
音楽家のお父さんでしょうか。
違う角度からの一枚。
左側の像が上の写真になります。
右側はお母さんでしょうか。
中央にもう一体の像が背中を向けています。
バックに写るのが千代の交番。
交番も洒落てます。
後ろに回っての一枚。
どうやら子供の像みたいです。
この像が何体、どのように絡み合ってるのか...
写真を見てわかりづらいですよね。
作者はR.ラヴィーナ・ラストさん。
ずいぶん昔に置かれたモニュメントなんですね。
このモニュメントにどんな意味をこめたのでしょうか。

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追跡No.032「ユニバーシアード大会記念塔」

マリナタウン前で発見。
全長5メートル位の柱型のオブジェ。

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大型ショッピングモールが建ち並ぶ新興住宅地としても名高い豊浜。
昔は何もない所だったのですが、今は渋滞を創るほどの賑わいです。
その発展のシンボルでしょうか。
高く聳え立つ5本の柱。
柱の先端にはカラフルな旗がついています。
きっと以前は綺麗な色だったのでしょう...
ごらんの通り、年月を感じさせる風貌です。
記念碑を発見。
「マリナ通り」と書かれた石には錨のマークが。
どうやらこの作品がこの街をイメージして立てられたものには間違いなさそうです。
ここはちょっとした広場になっています。
ファインダーに収まりきれませんでしたが、全体はこんな感じです。
全体を見てみると海と船をイメージしているように見えます。
しかしもう少し整備した方がいいと思うのですが...

追跡No.031「磯の広場」

百道の磯野広場で発見。
全長4メートル位の柱型のオブジェとその他多数。


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百道はここ十数年で飛躍的に整備されたこともあってか、比較的パブリックアートの数が多いところです。
この一見なんでもないような柱。
なにかメッセージが込められているのでしょうか。
それともただの柱なのか。

周りを見渡すと、周囲には沢山の岩石。
腰を掛けるにはちょっとゴツゴツしてます。
どういう意図があるのでしょうか。
右手前の岩の上になにかムシのようなものが...

岩の上にはなんともグロテスクなカニが...
もちろん本物ではありません。

ここは西新1号緑地「磯の広場」。
なるほど。
磯をイメージした広場なんですね。
2号緑地もあるのでしょうか。

少し足を伸ばすとこんなものが...
これも磯の広場と関連がありそうです。
てっぺんで鳥の模型が飛んでます。

全体を見るとこんな感じです。
岩のゴツゴツ感がなくなって、先ほどの広場よりはそれらしくなっています。

追跡No.030「藤田公園」

博多区の藤田公園で発見。
全長2メートル位のヒト型のオブジェとその他多数。
作品掲載数30点記念版。


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今回は「アルタミラの洞窟の謎」作品掲載数30点を記念してスペシャル版です。
博多区役所隣の藤田公園にやってきました。
この公園には沢山のモニュメントがありました。
また、「紅葉」「浜辺の歌」「雪」「春の小川」「からたちの花」「故郷」「どんぐりころころ」など日本の童謡などが記されてあったり、こどもたちの遊びの場としてだけでなく、おとなも童心に帰る憩いの場となってます。
外の通りから一番目につく所に置いてあるモニュメント。
ステンレス製でしょうか。
眩いくらいピカピカです。
よく見るとアルファベットが彫られています。

少し離れたところに置いてあるピラミッド。
大理石のようです。

こちらは正方形の石の上に赤い棒状のモノが寄りかかってます。

正方形の石をよく見るとKeimu2001の文字が...
Keimu。
どこかで見た文字です。
そう、調査№10で紹介した作品と同じなんです。
これは同一人物の作品の可能性があります。
また、作者の名前がKeimuさんの可能性が出てきました。

全体の位置関係はこんな感じです。
円柱を転がす人型の模型が公園のホールをぐるっと回っているように跡が残ってます。
ちなみに右端に写ってる方は、作品とは無関係です。
管理人とも無関係です。

博多区役所側の公園入り口に置いてある、小高い丘を意識したようなモニュメント。
溝が彫ってあるのは排水のためでしょうか。

こちらはキャナルシティ側の公園入り口に置いてあるモニュメント。

細かなところにも細工が施されています。

追跡No.029「無題」

あいれふ前で発見。
全長4メートル位のイヌ型のオブジェ。


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赤坂の福岡県総合庁舎の敷地内にある、誰が見てもわかるキースヘリングの作品です。
写真だとあまり大きさを感じませんが、4メートルくらいあるんじゃないでしょうか。
この日は天気も良かったため、真っ赤な作品がとても眩しく感じます。

庁舎を背景に1枚。
うーん、元気が出てきます。

作品名は「Untitled 無題」
ではなくて、無題なのでしょう。
1985年の作品。
作者はキース・ヘリングさん。