追跡No.036 作品名不明

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ここはベイサイドプレイス博多埠頭。
あいにくの天気ですが、天気がよい日はとても景色の良い所です。
今日はフリーマーケットがあるということなのでやってきました。
そこで見つけたモニュメントを紹介します。
ウッドデッキに腰を据え、そのダイナミックな造形は存在感をアピールしているかのようです。
真っ青にペイントされた全身は、空の色と海の色を表現しているのでしょうか。
反対側の写真です。
「水」という漢字にもみてとれます。
下の部分は波を表現しているのでしょうか。
タワーをバックに。
フリマで賑わう博多埠頭。
みなさんあまり関心はなさそうですね。

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追跡No.035「那の津往還」

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雨上がりの日曜の朝、港までやってきました。
ここは福岡サンパレスやベイサイドプレイス、マリンメッセ福岡などイベント目的で来ることが多いのですが、ここはあまり立ち寄ることのない公園でいつもは気にとめることなく車で通り過ぎるところでした。
しかし、今日は自転車で訪れたこともあって、こんな作品にめぐり合うことができました。
今日はあいにくの天気ですが、天にそびえ立つその鮮やかなオレンジ色は、周囲の緑と相まってとても印象的です。
もう少し近づいてみましょう。
とても大きなモニュメントです。
形からして「しゃもじ」でしょうか。
ゆるやかな表面に大きさの違う楕円の穴が五つ開いています。
中は空洞のようです。
裏に回ってみましょう。
こちらは表面とは対照的にフラットな面です。
穴の数は4つ。
黒い横たえた柱は船をモチーフにしたものでしょうか。
港の方を向いています。
こちら側が正面なのかもしれません。
台座には作品名と作者の名前が。
博多港引揚記念碑「那の津往還」
作者は豊福知徳さん。
1996年の作品です。
その下にはこう書かれてました。
敗戦直後の失意とその後に沸き興ってきた生への希望を永遠に記念するモニュメントとして制作しました。
舟の上の本体(人間)の朱は、古代から愛されてきた色であり、那の津と呼ばれて来た博多港の希望を表現したものです。
なるほど、しゃもじでなく人間でしたか。
失礼しました。
マリンメッセ福岡をバックに一枚。
調べたところ、この作品は平成9年本郷新賞受賞作品です。
さらに、夜のライトアップは、福岡タワーのライトアップを手掛けた、松下美紀さんの手によるものだそうです。
建物や周囲の緑、青い空に港というロケーション。
自己主張しつつまわりの景観にこれほど溶け込んだ作品があったでしょうか。
私はとてつもない作品を目の前にしてるのかもしれません。

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追跡No.034「TWIN TOWER」

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追跡No.033に引き続き、千代はパピヨン21の前にあるモニュメント。
空を突き刺すようにそびえ立つ2本の柱。
ねじれた形状はゆっくりと回転し、その表面は鏡のように周りの景色を映し出しています。
精鋭なそのフォルムに見とれてしまいます。
台座にはデジタル表示の時計が。
反対側にはアナログの時計が。
まるでゆっくりと周りの空気をろ過しているような印象を受けます。
2本の柱は何を伝えようとしているのでしょう...

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追跡No.033「メロディ」

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千代の交番前にあるモニュメントです。
回りは花壇になっていてとても綺麗です。
メロディというだけあって、手にはバイオリンを持っています。
その表情から威厳が覗われます。
音楽家のお父さんでしょうか。
違う角度からの一枚。
左側の像が上の写真になります。
右側はお母さんでしょうか。
中央にもう一体の像が背中を向けています。
バックに写るのが千代の交番。
交番も洒落てます。
後ろに回っての一枚。
どうやら子供の像みたいです。
この像が何体、どのように絡み合ってるのか...
写真を見てわかりづらいですよね。
作者はR.ラヴィーナ・ラストさん。
ずいぶん昔に置かれたモニュメントなんですね。
このモニュメントにどんな意味をこめたのでしょうか。

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追跡No.030「藤田公園」

博多区の藤田公園で発見。
全長2メートル位のヒト型のオブジェとその他多数。
作品掲載数30点記念版。


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今回は「アルタミラの洞窟の謎」作品掲載数30点を記念してスペシャル版です。
博多区役所隣の藤田公園にやってきました。
この公園には沢山のモニュメントがありました。
また、「紅葉」「浜辺の歌」「雪」「春の小川」「からたちの花」「故郷」「どんぐりころころ」など日本の童謡などが記されてあったり、こどもたちの遊びの場としてだけでなく、おとなも童心に帰る憩いの場となってます。
外の通りから一番目につく所に置いてあるモニュメント。
ステンレス製でしょうか。
眩いくらいピカピカです。
よく見るとアルファベットが彫られています。

少し離れたところに置いてあるピラミッド。
大理石のようです。

こちらは正方形の石の上に赤い棒状のモノが寄りかかってます。

正方形の石をよく見るとKeimu2001の文字が...
Keimu。
どこかで見た文字です。
そう、調査№10で紹介した作品と同じなんです。
これは同一人物の作品の可能性があります。
また、作者の名前がKeimuさんの可能性が出てきました。

全体の位置関係はこんな感じです。
円柱を転がす人型の模型が公園のホールをぐるっと回っているように跡が残ってます。
ちなみに右端に写ってる方は、作品とは無関係です。
管理人とも無関係です。

博多区役所側の公園入り口に置いてある、小高い丘を意識したようなモニュメント。
溝が彫ってあるのは排水のためでしょうか。

こちらはキャナルシティ側の公園入り口に置いてあるモニュメント。

細かなところにも細工が施されています。

追跡No.020「着衣の横たわる母と子」

博多駅敷地内で発見。
全長2~3メートル位のヒト型のオブジェ。


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作品名「着衣の横たわる母と子」。
1988年12月24日に贈られたもののようです。
作者はヘンリー・ムーアさん。
女性的な曲線と子供を抱く姿が印象的な作品です。

石台に作者と作品名が彫ってありました。
メッセージもありました。
後日掲載します。

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追跡No.019「WALK」

博多駅前シティ銀行敷地内で発見。
全長5~6メートル位のヒト型のオブジェ。


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上を向いて手足を伸ばして歩いてます。
実にダイナミックな作品です。

正面からの写真。
顔は左斜めを向いてます。
まるで行進しているみたいですね。
こうやって見てるとなんだかワクワクしてきます。
躍動感に満ち溢れた作品です。

作品名「WALK 1988」。
1988年の作品でしょうか。
作者はJOEL SHAPIROさん。

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追跡No.018「大気の羽状2001」

九州松下電器本社近くで発見。
全長3~4メートル位の棒型のオブジェ。


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作品名「大気の羽状2001」。
2001年の作品。
作者は上村勝さん。
複数本の真っ赤な羽状の板が空に向かって、各方向に伸びています。

この羽は何箇所かに設置されているようです。
手前、真中、奥にあるのが確認できます。
私の愛車も一緒に写ってます。

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追跡No.017「バッカス」

竹下のアサヒビール園で発見。
全長10メートル位の?型のオブジェ。


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作品名「バッカス」
1989年の作品。
作者は KIYOYUKI KIKUTAKE(菊竹清文) さん。
バッカスという名前はギリシャ神話の酒の神バッカスからとってるのでしょう。
ステンレス製でしょうか。
太陽に反射するととても眩しいです。
しかし、この形状。
いったい何を意味するのか...

アサヒビール園をバックにパチリ。

追跡No.011「冬が春の卵を産む」

No.010の公園対面のエコービルの裏で発見。
全長1メートル位の?型のオブジェ。


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作品名は「冬が春の卵を産む」
作者は斎藤智さん。
1994年作だそうです。

違う角度からから撮ってみました。
一体このオブジェにどんな意味が込められているのでしょう?
このオブジェは、このビルが建てられた時の記念に作られた事が、その後の調査で判りました。
清掃員さんの話によると、「いつも不思議の思って見てるんだけど、なんだか見てて心が安らぐ」との事。
ちょっとした休憩スペースに、このオブジェが置いてある事から、仕事疲れを癒すための目的が、このオブジェに込められているのではないかと考えられます。