追跡No.057「仮称)インドの神様」

息子とTNCのイベントに行く途中、息子が「おとーさーん!あれなにー?かみさまじゃなーい!?」と指さした方向を見ると、そこには不思議な10体の石像が。


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息子とTNCのイベントに行く途中、息子が「おとーさーん!あれなにー?かみさまじゃなーい!?」と指さした方向を見ると、そこには不思議な10体の石像が。
海を臨んで右側の列、先ずは先頭のバイラヴァ:憤怒形のシヴァ神。バイラヴァとは破壊の神シヴァの恐ろしい性格を抽出した呼び名だそうです。ウィキペディアで「バイラヴァ」で検索すると「シヴァ」に転送されます。シヴァ神の一つの性格といったところでしょうか。


その左隣にいるのがインドラ(帝釈天):武勇神。ウィキペディアによるとバラモン教、ヒンドゥー教の神の名称で、デーヴァ神族に属する雷を操る雷霆神である、とあります。

インドラの左隣がガネーシャ(歓喜天):知恵の神<シヴァとパールヴァティの子>で、ウィキによるとインドでは現世利益をもたらす神とされ非常に人気があり「富の神様」として商人などから絶大な信仰を集めているそうです。どうりで、この像の足元にお賽銭が置いてある訳だw;

ガネーシャの隣はガンダルヴァ(乾闥婆:けんだつば)占星術に詳しく、天界で楽を奏する半神。ウィキには、インドラに仕える半神半獣の奏楽神団で、大勢の神の居る宮殿の中で美しい音楽を奏でる事に責任を負っている、とありました。が、どこが獣なのか?外見は主に頭に八角の角を生やした赤く逞しい男性の上半身と、黄金の鳥の翼と下半身を持った姿で表される、と書かれてましたが、どう見ても人の姿なんですが。。

右側の列の一番奥にあるのがシヴァ(大黒天):福徳と世界破壊の神。。ヒンドゥー教の3最高神の一柱。創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌに対してシヴァ神は破壊を司るとあり、信仰心の薄い私にはさっぱりなんのことかわからんちんなのですが、シヴァ神の人の形をした姿なのでしょう。皮膚の色は青黒い色で、三日月の髪飾りをした髪の毛は長く頭の上に巻いてあり、裸に短い腰巻だけを纏った苦行者の姿で、片手に先が3つに分かれた「トリシューラ」と呼ばれる鉾を持っている。別の腕には、ダムルーと呼ばれるワンハンドサイズの両面太鼓を持つ。首に蛇を巻いている姿でも描かれる。両目の間には第3の目が開いており、、、と特徴を挙げればきりがありませんが大体満たしているように見えます。

向かって左側の列、先頭にはブラフマー(梵天):宇宙創造神。三最高神の一人で、世界の創造と次の破壊の後の再創造を担当しているとあり、4つのヴェーダを象徴する4つの顔と4本の腕を持ち、水鳥ハンサに乗った赤い肌の男性(多くの場合老人)の姿で表される。手にはそれぞれ「数珠」、「聖典ヴェーダ」、「小壷」、「笏(しゃく)」を持つ。 配偶神は知恵と学問の女神サラスヴァティー(弁才天)であるとあります。なるほど、水鳥もちゃんと表現されてます。

その右側にいるのが、出ました!なにかとお騒がせキャラ的な印象の強い(失礼!)パールヴァティ:シヴァ神妃。ヒンドゥー教の女神の一柱で、その名は「山の娘」を意味するそうですが、ヒンドゥー教の神話の数々に登場するのですが、本人に悪気がなくても結果すさまじい事件に発展する様子は、穏やかで心優しい美しい女神とはいえ天然チャンと言って良いものかわかりませんが唖然とさせられます。

そんなパールヴァティの右側にはラクシュミー(吉祥天):幸福・吉祥をつかさどる女神。幸運を司るため、移り気な性格であるともいわれる。蓮華の目と蓮華の色をした肌を持ち、蓮華の衣を纏っている。ヒンドゥー教の最高神の1人ヴィシュヌの妻なのだそう。また、アラクシュミーという姉がおり、彼女は不幸を司る女神なんだそうな。。

その右隣にはラクシュミーと間違われることも多いらしいサラスヴァティー(弁才天):弁舌・学芸・知識をつかさどる女神。日本では弁財天としてラクシュミーより親しまれてますね。4本の腕を持ち、2本の腕には、数珠とヴェーダ、もう1組の腕にヴィーナと呼ばれる琵琶に似た弦楽器を持ち、白鳥またはクジャクの上、あるいは蓮華の上に座る姿として描かれる、とあります。諸説ありますが、元々はブラフマーが自らの体からサラスヴァティーを造り出したが、そのあまりの美しさのため追いかけまわして無理やり結婚し人類の始祖マヌが誕生したとあります。また、元々はヴィシュヌの妻であり、後にブラフマーの妻になったという異説もあるそうで、なんだか色んな意味で複雑ですねw;

最後はやっぱり話題に事欠かないプレイボー・・・いや、最高神の一人ヴィシュヌかと思いきやマリーチ(摩利支):ブラフマーから生じた仙人のうちの一人、、という陽炎を神格化したもの。陽炎は実体がないので捉えられず、焼けず、濡らせず、傷付かない。隠形の身で、常に日天の前に疾行し、自在の通力を有すとされる。これらの特性から、日本では武士の間に摩利支天信仰があったということで、武士道の世界では馴染みのある神(仙人?)なのでしょう。

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