追跡No.055「三人舞妓」

息子とキャナルシティ博多に向かう途中「おとーさーん!あれなにー!」と指さした方向を見ると、そこには3人の着物姿の女性たちの銅像が。


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息子とキャナルシティ博多に向かう途中「おとーさーん!あれなにー!」と指さした方向を見ると、そこには3人の着物姿の女性たちの銅像が。「あのね、ひっぽりっとせいじんのしわざじゃない?」と銅像を見るとウルトラマンエースに登場するヒッポリト星人のせいにしたがる5歳の息子をしり目に撮影開始です。


背後はこんな感じ。この日はあいにくの天気だったので写真写りが悪いです。

台座の裏にはこんなプレートが。「人形師与一の髪のいや白く 艶話の主もいまや老ひさぶ 吉井勇」「与一 二十五回忌に小島千代子 建之(これをたつる) 平成六年九月二十六日」

表のプレートにはこんな説明が。「この銅像は小島与一(明治十九年~昭和四十五年)による博多人形「三人舞妓」(高さ四十センチ、極彩色)を三倍に拡大、彩色は博多粘土素焼き過程にちなむ。大正十四年、作者三十八歳。パリ万国現代装飾美術工芸博覧会の国際舞台に農商務省指名により原型人形を制作出品、銀賞受賞の栄誉に輝く。不滅の意義を刻んだ。作者はなお清新な名作を世に問い続け後継者育成に尽力、名人と呼ばれ多くの市民に親しまれた。銅像は故人が愛した清流のほとり、博多の街と人形の生々発展を見守る。 江頭光 識」

もう20年以上経ってるためか少し腐敗が進んでますが、舞妓はんの活き活きとした表情が窺えますね。調べたところによると、こちらの作品は1925年にパリ万博現代装飾美術工芸博覧会において銅賞を受賞しハカタドールとして世界に知らしめたのだそうな。そらあんたヒッポリト星人もびっくりですたい。