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[ M a p ] 雨上がりの日曜の朝、港までやってきました。 ここは福岡サンパレスやベイサイドプレイス、マリンメッセ福岡などイベント目的で来ることが多いのですが、ここはあまり立ち寄ることのない公園でいつもは気にとめることなく車で通り過ぎるところでした。 しかし、今日は自転車で訪れたこともあって、こんな作品にめぐり合うことができました。 今日はあいにくの天気ですが、天にそびえ立つその鮮やかなオレンジ色は、周囲の緑と相まってとても印象的です。 もう少し近づいてみましょう。 |
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とても大きなモニュメントです。 形からして「しゃもじ」でしょうか。 ゆるやかな表面に大きさの違う楕円の穴が五つ開いています。 中は空洞のようです。 裏に回ってみましょう。 |
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こちらは表面とは対照的にフラットな面です。 穴の数は4つ。 黒い横たえた柱は船をモチーフにしたものでしょうか。 港の方を向いています。 こちら側が正面なのかもしれません。 |
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台座には作品名と作者の名前が。 博多港引揚記念碑「那の津往還」 作者は豊福知徳さん。 1996年の作品です。 その下にはこう書かれてました。 敗戦直後の失意とその後に沸き興ってきた生への希望を永遠に記念するモニュメントとして制作しました。 舟の上の本体(人間)の朱は、古代から愛されてきた色であり、那の津と呼ばれて来た博多港の希望を表現したものです。 なるほど、しゃもじでなく人間でしたか。 失礼しました。 |
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マリンメッセ福岡をバックに一枚。 調べたところ、この作品は平成9年本郷新賞受賞作品です。 さらに、夜のライトアップは、福岡タワーのライトアップを手掛けた、松下美紀さんの手によるものだそうです。 建物や周囲の緑、青い空に港というロケーション。 自己主張しつつまわりの景観にこれほど溶け込んだ作品があったでしょうか。 私はとてつもない作品を目の前にしてるのかもしれません。 |
マリンメッセ福岡裏の公園で発見。
全長10メートル以上もあるタワー型のオブジェ。