追跡No.020「着衣の横たわる母と子」

博多駅敷地内で発見。
全長2~3メートル位のヒト型のオブジェ。


[ M a p ]
作品名「着衣の横たわる母と子」。
1988年12月24日に贈られたもののようです。
作者はヘンリー・ムーアさん。
女性的な曲線と子供を抱く姿が印象的な作品です。

石台に作者と作品名が彫ってありました。
メッセージもありました。
後日掲載します。


2003/02/11
こちらに作品の説明がありました「徳島県立近代美術館
概要を抜粋すると「イギリスのカースルフォードに生まれたヘンリー・ムーアは、20世紀の彫刻家の頂点に立つ一人である。ムーアの彫刻は、半ば抽象化された形態を用いながらも、その表現には、生命の尊厳、自然への回帰、平和への願いがこめられた、極めてヒューマンな要素を含んでいる。「着衣の横たわる母と子」に見られる母子像は、彼が好んだテーマであり、いくつもの忘れがたい作品が残されている。そのなかでも、これは代表的なものの一つといえるだろう。どっしりと横たわる母親の姿は、豊かでたくましい。その腕に抱かれた子供は、小さくかわいい姿で母親に寄り添っている。この母と子の見事な対比によって、母親の母性と温かな愛情、命の尊さが力強く表されている。そして、作品のもつ大きさが、母と子の姿をモニュメンタルなものとし、一層印象深いものとしているように思われる。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年05月17日掲載に一部加筆)」
対イラク、対テロと物騒な世の中ですが、このような作品を見ていると人間の根本を考えさせられるものがありますね。
そしてこの作品が博多の町にあることを、私はうれしく思います。

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