![]() [ M a p ] 作品名は「Poodle」。 作者は申明銀(shin mieor gean)さん。 1996年の作品です。 |
![]() 最初見た時はビックリしました。 辺りに散らばるピンク色の玉…そして作品の造形…。 これはイヌ?マシマロ??? |
![]() 作品の側に何やら説明文らしき物があったので近づいてみると「作品には触れないで下さい。」 …という事で触れてはいけません。 |
2003/04/29
こちらに作品の説明がありました「ZEXEL ART SPACE – ZOOM」
概要を抜粋すると
申 明銀(シン・ミョンウン)は、韓国の美術大学卒業時に初めて犬の作品を発表して以来、一貫して「犬」をモチーフにしてきたユニークなアーティスト。彼女はこれまで立体、平面、写真、パフォーマンスなど多彩な作品を発表してきましたが、すべてに共通しているのは、モチーフが「犬」であることです。なぜ「犬」なのか、彼女は以前こう語ったことがあります。「もともと犬という種がいたわけじゃなく、人間が人工的につくったもの。その時々の実用的な、審美的な欲求に応じて犬を加工してきたんです。だから犬を見れば、人間がなにをしてきたのか、なにをしたいのかがわかるんです」たとえば、今回のメイン作品となる「プードル」。今ではすっかり愛玩犬としてかわいがられているプードルも、もとをただせば狩猟犬だったそうです。プードルを特徴づける胸の丸い毛は、獲物を追って水の中に入った時、寒さから心臓を守るために球状に加工されたものなのです。このように、人間の都合に合わせて改造された犬を通して、彼女は「人間とはなにか」「人間社会はどこへ行こうとしているのか」を問いかけている、と言ってもいいでしょう。もちろん、そんな理屈を抜きにしても、彼女の作品は見て楽しい。なによりそれが一番です。
村田 真(美術ジャーナリスト)
この作品に出会ってからもう3年になろうとしてますが、改めて見直してみると、限られた敷地内にこんなにも大胆に展開された作品は見たことがありません。カワイイ姿とインパクトのある不思議な造形は、見る者の目を引きますね。